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ひので映画大使最新版

[2018年10月13日]

第98回映画大使「日日是好日」

  • 期日 平成30年9月27日(木曜日) ※試写会にて開催
  • 場所 イオンシネマ日の出

作品紹介

 エッセイスト森下典子が約25年にわたり通った茶道教室での日々をつづり人気を集めたエッセイ「日日是好日 『お茶』が教えてくれた15のしあわせ」を、『さよなら渓谷』の大森立嗣監督が映画化した人間ドラマ。出演者は、主人公の典子を『小さいおうち』の黒木華、彼女と一緒に茶道を学ぶ従姉の美智子を『ピース オブ ケイク』の多部未華子、茶道の武田先生を『モリのいる場所』、『万引き家族』と公開作が続く樹木希林が演じる。樹木希林は今年、9月15日に逝去し、本作は彼女の遺作の一つとなる。

 「本当にやりたいこと」を見つけられず大学生活を送っていた20歳の典子は、タダモノではないと噂の「武田のおばさん」が茶道教室の先生であることを聞かされる。母からお茶を習うことを勧められた典子は、戸惑いながらも従姉の美智子と共に茶道教室に通い出す。

 お茶の世界に触れ、約25年にわたり茶道教室に通いながら、就職、失恋、大切な人との別れなどを経験し、お茶や人生における大事な事に気がついていく様を静かながらも心に響くタッチで描きだす。
第98回映画大使

(C)2018「日日是好日」製作委員会

映画大使の「感動と感想」をお伝えします。

このコーナーは、映画を見た感想や感動を、ストーリーは伏せて「みなさん」に紹介するコーナーです。

映画大使の「第一声!」

 凄く充実した時間を過ごす事ができました!

☆ 心に残るいい作品だと思いましたね

☆ この後心に残っていく作品になっていくのだろうなと思いましたね!

☆ 疲れない作品で癒されましたね!

☆ 水の音や、滝の音、雨の音の描写が凄く良かったと思いました!

☆和菓子が食べたくなりましたね!

☆いい作品でした!

今回参加された、映画大使の皆さんです!

今回参加された、映画大使の皆さんです!

映画大使の「映画のツボ!」

Aさん

 この作品の監督は、大森南朋さんのお兄さんの大森立嗣さんでして、以前にひので映画大使でエキストラとして参加した方もいる作品『さよなら渓谷』の監督です。その作品は、一部日の出町でも撮影をしておりまして、私もエキストラとして参加させていただきました。モスクワ国際映画祭で賞も取られるなど内容的にも評価された作品でしたね。『さよなら渓谷』は、ドラマ性がある内容で映画化もしやすかったと思いますが、この作品はエッセイを元に作られた作品ですので、どのように描かれるのか興味がありましたね。

 この作品を観まして心に残っている事は、チラシにも書いてありましたが「すぐにわかるものとわからないものがある」という事でした。そして、言葉にする事が難しいのですが、凄く心が豊かになったり、陽だまりの中にいるように温かい気持ちになれたりしましたね。

 この作品の中でも、小さい頃には良さがわからなかったが、時間を重ねる事により良さがわかるものがあると言っていましたが、私も年を重ねる事により、自分の生きてきたものと重なるものがあって、この作品の良さがわかったのだと思います。

 この作品を観ていまして、凄く充実した時間を過ごす事ができましたね。そして、この後心に残っていく作品になっていくのだろうなと思いました。

Bさん

 映画大使が12年目になっているとお聞きし、作品の中の12年に1度だけ使う茶碗がある事との繋がりを感じました。

 チラシにもあります「すぐにわかるものとわからないものがある」というセリフが凄く印象的な感じがしましたね。日々の生活でもわからない事を繰り返しているのでしょうが、そのわからなかった日々が何年か経過する事によって「これが大切なのだ」、「人を感動させるのだな」などとわかる事もあると思いますが、そうなるためには相当時間がかかるのだろうなという気がしました。

 樹木希林さんがちょうど亡くなられて直後でもありましたし、彼女が作品の中で、あと何年経つと私は何歳に、などと言っていたのですが、お別れの言葉を、画面を通じて言っていたのかなと思いましたね。

 私も50年くらい前に表千家のお茶室に通っていた事がありまして、3・4年習っていた事がありましたが、もっと続けていた方が良かったかなと思いながら観ていました。

 静かな所で水の音を聞きながら、その時々にお茶室から見えるお花を見たりとか、その瞬間にしか味わう事のできない事などを静寂の中で感じたりする事が、茶道の神髄なのかなと感じまして、改めまして、茶道の奥の深さと良さがあるのだなと感じました。それだから長い年月日本の文化の中で生き続けているのではないかとも思いながら観ていましたね。

 私は男性ですので、この作品でも茶道をする男性の方が登場していたらもっとよかったのにと思いました。

 心に残るいい作品だと思いました。

Cさん

 私はこの作品は面白いなと思いました。大きな変化は少しありますが、あとは茶道の所作を通した淡々とした日々を描いているのみですが、作品を観ているうちに作品に登場する個々の人間が表す深さを凄く感じましたね。

 『樹木希林を生きる』という樹木希林さんのドキュメンタリー特別番組を昨日たまたま観ました。その番組は樹木希林さんの事をディレクターの方かアシスタントディレクターの方が何年間か追っていた番組でした。その番組に出ている樹木さんとこの作品の樹木さんがもちろん同一人物ではあるのですが、凄く重なりましたね。凛とした一つ一つの表情や、所作が私の胸に強く刻まれてきまして、変化があまりない作品の中に深いものを感じました。

 何百年と続いている茶道は、本当に奥深いものがあり、外国の方をも引き付ける何かがあるのだなと感じましたね。

 フェデリコ・フェリーニ監督の『道』は私も大好きな作品でして、ニーノ・ロータさんのテーマ曲がなんともいえないのですが、その作品とこの作品がダブったような感じがしました。

Dさん

 私はこの作品を観まして、茶道とは真逆の生活を送っているのだなと感じました。せっかちで、日々がバタバタしていまして、すぐにパパパとしないと気が済まない性格です。いつも落ち着かないような生活をしているなと、この作品を観ていて思いましたね。

 茶道も興味があるのですが、行った事がなかったので、この作品を観てじっくり作法を覚えて帰ろうと思いましたが、無理でした。

 お弟子さんと先生の関係もいいなと思いましたね。

 水の音や四季折々の変化などもじっくりと感じて、もう少し落ち着いて毎日を過ごさないといけないかなと思いました。

 樹木希林さんはあれが素なのか、演技をしているのか良くわからないな、と思いながらいつも観ています。あの方は茶道も勉強されていたのかなとも思いましたね。

  本当に疲れない作品で癒されました。穏やかになりました。

Eさん

 私は、「日日是好日」という言葉が大変好きでして、今回の映画大使のご案内をいただいた時に、この作品が観たいなと思いました。

 今、背筋を伸ばしているのですが、樹木希林さんと同じような茶道の先生と35歳から30年くらいお付き合いがありまして、その先生はいつも背筋を伸ばされてボランティア活動などをされていたのですが、私の背筋がまがっていますと「背筋がまがっていますよ!」と言われまして、いつも背筋を伸ばしていた事をこの作品を観ながら思い出しましたね。

 この作品を観まして、1年中を通して、茶室から見た庭の花、木々、音、風などを感じました。今までは同じに感じていましたが、季節・季節で音が違うのだなと初めて知りましたね。

 これからは、家にいた時に静かに心を静めて生活していきたいなと思いました。それと合わせまして、本当に毎日同じように過ごせる事は、幸せである事でありまして、その言葉「好日」は重みがある言葉で、毎日同じように過ごせる事の大切さをこの作品では言いたかったのかなと感じましたね。

 これからもいい日が続きますように自分なりに努力をしまして、妻と落ち着いた日を過ごせるようにしていければ「好日」は10年20年続いていくのではないかなと思いました。

Fさん

 私は、この作品を観まして、黒木華さんが演じられていました典子に親近感を感じまして、「自分と似ているな」と思いました。私も地味で真面目でおっちょこちょいで人生において得をした事がないのでそこが似ていまして、観ていきながらどんどん感情移入してしまいましたね。

 お父さんを想う娘の気持ちが出ていたシーンにグッときましたね。そのシーンのあたりが私にとって、いい作品だなと思わせるところでした。

 水の音や、滝の音、雨の音の描写が凄く良かったと思いました。

 樹木希林さんは亡くなってしまったのですが、生前の彼女とオーバーラップしまして、そのあたりは切なく感じましたね。

Gさん

 樹木希林さんが亡くなられてから、希林さんのいろいろな番組をテレビで観たのですが、映画での姿も実物も同じで、自由奔放にゆったりと演技しているのがわかります。お茶の所作やセリフも淡々としていて、ゆったりとした感じで、やはり上手いなと思いながら観ていましたね。

 この作品は、タイトルの『日日是好日』のように、毎日同じ繰り返しができる事が人間の一番の幸せという事を教えてくれたのではないかなと思いました。

 茶道を行う事により、黒木華さん演じる典子も成長したという事ですね。

 希林さんの座っている姿がイイですね。茶室に座っている姿も良いですが、縁側に座っている姿が一番よく似合う俳優さんだと思います。凛としている姿が良く、何も言わなくて伝わってくるものがありますね。

 いい作品でした。

Hさん

 私もこの作品を観まして、50数年前に飲んだお茶の味を思い起こしていました。その時には、木曽路に行ってお金を支払い、庭に入り、お寺の縁側に腰をかけ庭を見させていただいたのですが、抹茶とようかん一切れでてきまして、それが非常に美味しかったです。なぜ美味しかったのかと言いますと、景色が綺麗だったからですね。私がこの作品で気になっていたのは、やはり庭でした。2・3間の庭なのですが、「つくばい」がありまして、それに「ししおどし」があったらよいのかな、などと思いながら観ていましたね。

 この作品のタイトルは『日日是好日』ですが、私は「悪い天気は無い」という言葉を思いうかべましたね。私は雨の日も風の日も嵐の日も1日として無くてよい天気はないという考えを持っております。

 この作品は、今を生きる、今日を生きるという事がテーマであると感じまして、それが、私の姿勢と同じだなとも思いました。作品を観終わってからチラシを見ましたら、「今を生きる」という事を書いてありましたね。

 樹木希林さんは先日亡くなられたのですが、ほとんど休む暇もなく働いていらっしゃったと思うのですが、それが幸せであったかという事は、ご本人の判定になりますので、私は自分の時間を大事にして動ける範囲で人に迷惑をかけないように生きていきたいなと思います。

Iさん

 私は主人公と同じ年齢でした。

 黒木華さんが大学生から40歳代まで一人で演じきった演技力が凄いなと思い観ていましたね。

 私も20歳代後半に半年くらいですが、市民講座で茶道を週1回習った事がありました。もう20年近く前の事ですが、この作品を観ましたら、ふくささばきや所作の一つ一つがリアルに思い出された事にびっくりしましたね。ふくさの手触りや、茶さじの動作、所作の中の手の角度などが思い出されました。その後茶道を行っていないにもかかわらず、五感に残っている事に凄く驚きましたね。茶道は本当に道なのだなと思いました。何々道というものの一つにできるという事は、こういうものなのだと思いましたね。この作品は、茶道を懐かしく思いながら、映像だけではなく五感で味わって観る事ができました。

 同じ年の主人公という事もありまして、いろいろ人生の中で淡々とはしていますが、それなりに浮き沈みがあるという事に凄く共感する事ができまして、各出来事に際して自分にもあるなと思いながら観ていましたね。

 従姉との性格の違いから思う事など、細かな心の動きを黒木さんが本当に絶妙な表情で表現している事に演技が上手だなと思って観ていました。

 それが、茶道の力であると思うのですが典子が茶道を続けていく事により、第六感が研ぎ澄まされていく感じがしました。それまで感じなかった事を感じるようになるように心が磨かれていったのかなと思いましたね。

 いろいろな季節の日常の生活をうつしたシーンなどを観まして、「日本人で良かったな」と思いました。虫の音や雨の音などを風流に思えるのは日本人ならではなのかな、と思いますね。

 作品を観ていて静寂が続くと他の作品ですと自分が出す音を気にして居心地が悪くなってしまうのですが、静寂をもっと味わっていたいと思うような、静寂が贅沢に感じるような気持になりました。そして、その静寂の中に流れてくる音にも凄く気持ちよさ感じましたね。

 この作品を観ていまして、和菓子が食べたくなりました。

作品の内容(印象に残ったシーンなど)

・大森監督がエッセイを映画化しようと思った事が凄いなと思いましたね!

 

・大森監督の演出の上手さを強く感じます!

 

・監督と観客との信頼関係が出来ているから作品として成り立っているのかなと思いましたね!

 

・若い方は、細かい事はわからなくても観ておくといい作品だと思いますね!

 

・掛け軸の文字がそのシーンにより変わるのがいいですね!

 

・茶道の先生の弟子の方からうけた質問への答え方がいいなと思いましたね!

 

・茶道の先生の生き方がいいなと思いましたね!

 

・樹木希林さんは演技をしているように感じませんでした!□茶道をする時の立ち振る舞いや、たたずまいが綺麗でしたね。生き方によって綺麗になる事ができますよね!

 

・樹木希林さんは、その時その時に演じる人にきっちりとなりきれているように思いますね!

 

・樹木希林さんは、常に本当のおばあさんになっていましたよね!

 

・ この作品は海外で公開したら人気が出ると思いますね!

まとめ

 この作品については、ベストセラーエッセイをもとに映画化された作品であり、茶道の世界を描いていますが、茶道を通して人生における大切な事を描いています。

 物事を続けていく事の大切さや、続ける事によりわかってくる事、すぐにわからないものの大切さなど、流れが速く、情報にあふれている今の社会に対してのメッセージが詰まっている作品であると感じます。加えて日本の伝統の素晴らしさを再確認させる事のできる作品でもあると思います。

 舞台は主に茶室や典子の実家など数か所で、なおかつ登場人物も少ないという限られた状況の中でも、観る人に与える印象が強く、その印象が強く残る傾向にあると感じます。そのようになる要因としては、構成の上手さや映像に力がある事、静寂のシーンの作り方の上手さなど監督の力が多くあると思います。そして、黒木華、樹木希林、多部未華子というキャストの演技力がこの作品を更に高めているのだと感じます。

 映画大使の方からは、いつもよりも多くて、さまざまな意見が出されました。そのようになったのは、観る方の状況に応じたそれぞれの想いや行動が、心に届いたからだと感じました。

 映画大使の方からの意見にもありましたが、若い人は「今はわからなくても観ておくといい作品」であり、年齢や経験を重ねる事により良さがわかる作品ではないかと思います。

 

 映画は是非、劇場の大スクリーンでご覧ください!

 

 映画大使では、年代も性別も違う方達が、それぞれ意見を出し合いひとつの映画について話し合うという、日ごろできない経験をすることが出来ます。映画を観て自分がこう思っただけではなく、年齢や経験などの違う人の目線で観たことを聞くことにより、違った発見があるので、ひとつの映画が何倍にも広がって行きます。

 

 今後も「ひので映画大使」にご期待ください!!

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お問い合わせ

東京都 日の出町 文化スポーツ課 社会教育係
電話: 042-597-0511(内線541) ファクス: 042-597-6698

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