ゴルバチョフ元ソビエト連邦大統領ご夫妻来町

農協の直売所では夫妻がネギやシイタケを手に取り「いくらするの」「売ってほしい」などと気さくに声をかけていました。

大久野小学校では「この中で百点を取る人は手をあげてください」と質問し児童が「は～い」と元気良く答え、ゴルバチョフ氏が「いい人に育って、日本の誇りになるような人物になってください」と激励した。
各所で気さくに声をかけられ、夫妻の気さくな人柄にふれることが出来ました。

こんにちは、ありがとう。

日の出町の皆さんこんにちは。このような歓待に心からお礼を申し上げます。

中曽根さんご夫妻、私達夫婦はこの日本へまいりまして、ずっと中曽根さんご夫妻のお世話になっておりますが、当地もきっと中曽根さんご夫妻の気に入った所でありましょうし、私達もおかげで皆さんのきれいな美しい町を見学することができました。心から喜んでおります。

ヘリコプターでまいりましたけれども上から見ますと、すべてがきれいに見えます。皆さんのご家庭も私達が空から見た平和な地と同じように平和で幸せであることを願います。

日本人は非常に忍耐強くどんな困難なこと、苦しいことにあっても必ずそれをのりきる国民であることを私はよく知っております。皆さんの労働、皆さんの努力によりまして、日本は立派な国になりました。その皆さんご努力に対し、そして日本はこのように繁栄していることに対して皆さんにおめでとうという言葉を贈りたいと思います。そしてロシアからの温かい歓迎の挨拶の言葉、その歓迎の言葉をおくり、そしてこれまで私達が、日本のいろいろな人達と語ってきました会談の中でロシアと日本の友好関係を発展させなければならないことについて語り合ってきたことをご報告したいと思います。

ロシアの人達は日本の人達と仲良くしたいと思っておりますし、我々政治家はこれからは日ロの新しい歴史の新しいページを開かなくてはならないという責任を痛感しております。

これまではいろいろなことがありまして、両国はつめたい関係にあった時代もございましたが、今度こそ新しい時代を開かなければならないと考えております。

東京では、これまでの4日間にわたりまして、それではどうすればロシアと日本の関係をよくすることができるのか、そしてこれまでに積みかさなってきたいろいろな問題を解決し、障害をとりのぞいて両国の友好を発展させるにはどうすればよいかということについて話し合ってきました。

皆さんに何を希望すればよいでしょうか。皆さん一人一人の心がいつでもなごやかでありますように。そして皆さんの一人一人のご家庭が幸せでありますように。

そして日本全国が幸せな平和な国でありますように、皆さんのご健康と幸せを祈ります。