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〒190-0192東京都西多摩郡日の出町大字平井2780番地電話:042-597-0511(代表)

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あしあと

    令和7年第4回議会定例会 町長挨拶 (令和7年11月28日)

    おはようございます。

    本日ここに、令和7年第4回日の出町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位のご出席を賜り、厚くお礼申し上げます。

    定例会の開会にあたり、町政運営の状況について申し述べ、議会並びに町民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。


    まず初めに、第3回議会定例会以降の「諸般の報告」並びに「町長報告」をさせていただきます。


    9月6日、五日市警察署交通安全のつどいが開催され、出席いたしました。これは、秋の全国交通安全運動の一環として開催されたもので、腹話術人形による交通安全教室や、交通少年団による合奏などを通じて、交通ルールの遵守、交通事故の防止が呼びかけられました。


    9月8日には、令和7年度日の出町認定農業者 認定証交付式を執り行いました。今年度は、町の認定農業者として新たに1名を認定いたしました。また、東京都が認定する広域認定農業者として2名が認定されました。これにより、日の出町の認定農業者は21名、2法人となりました。農業は大切な基幹産業であり、今後も安全で新鮮な、農産物の安定供給をお願いしたところでございます。


    10月4日には、日の出町平和祈念式典 戦没者追悼式を挙行いたしました。日の出町では、戦没者の尊い犠牲とご遺族をはじめとする町民の皆様の努力により、郷土愛に満ちたふれあいと支えあいのまちづくりが推進され、今日の発展を遂げることができました。命の尊さ、平和の尊さを将来にわたって語り継いでいくことが我々の使命であると認識しております。当日は、子供たちから平和メッセージを披露していただくとともに、恒久平和の実現に全力を尽くすことをお誓いいたしました。


    10月13日には、日の出町合併70周年・町制施行50周年記念式典をイオンモール日の出において挙行し、議員各位のご臨席を賜り、厳粛かつ盛大に執り行うことができました。あらためて厚く御礼申し上げます。


    10月19日、公立阿伎留医療センター開院100周年記念式典が挙行され、出席いたしました。公立阿伎留医療センターは、大正14年に開設された西多摩地区唯一の伝染病専門病院を前身として、本年で100周年の節目を迎えられました。あきる野市・日の出町・檜原村の中核医療機関として、最新鋭の医療機器の導入、診療体制の高度化、医療DXの推進など、今後も町民の皆様の生命と健康を守っていただくことを期待しております。


    10月22日には、東京都知事と市区町村長の意見交換がオンラインで行われました。日の出町からは、幼児給食費の完全無償化などの子育て環境の充実と、クマなどの野生動物の住宅地域への出没に伴う有害鳥獣対策の広域化について、申し述べました。いずれも単独の自治体だけで解決していくことは困難であり、東京都の財政支援や東京都が主体となった広域的な対応を求めたところでございます。


    10月25日と26日の両日、日の出町合併70周年・町制施行50周年記念「第37回日の出町産業まつり」が「イオンモール日の出」で開催されました。あいにくの雨模様でしたが、特産品の販売や多彩なステージイベントが行われ、大勢の来場客で賑わいを創出することができました。

    26日には、「第26回日の出町郷土芸能まつり」が同日開催されました。6基の山車の競り合いや各団体の伝統ある郷土芸能が次々に披露され、歴史と文化を感じる一日となりました。


    10月31日には、大久野中学校体育館の空調設備工事の状況を視察して参りました。電気とガス両用仕様の機器を採用し、停電時においても稼働できるものとなっております。夏季学業期間中の猛暑対策をはじめ、町民の皆様のスポーツや災害時の活用などに役立つものと捉えており、今後、各小中学校に順次、設置を進めて参ります。


    11月2日には、第35回西多摩地区消防操法大会が日本航空学園において開催されました。消防団員の士気高揚と使命達成を期するとともに、防災思想の普及促進を図ることを目的に開催されているもので、日の出町消防団長が大会会長を務められました。小型動力ポンプ操法の部では、日の出町消防団第三分団が優勝、自動車ポンプ操法の部では、日の出町消防団本部分団が第3位の栄誉に輝きました。各団ともこれまでの訓練の成果をいかんなく発揮され、大変力強く感じたところでございます。


    11月8日と9日には、「日の出町町民文化祭」が「やまびこホール」において開催されました。日の出町民文化祭実行委員会の皆様が主催していただいているもので、絵画や書道、手芸など、町民の皆様の力作が一堂に集まり、芸術の秋に触れることができました。


    11月15日には、「第7回ひのでマルシェ」が「ひので肝要の里」において開催されました。素晴らしい秋空のもと、山里の紅葉も美しく、キッチンカーやステージショーで賑わいを創出していただきました。


    同じく11月15日、「東京2025デフリンピック」開会式に出席いたしました。21日には、東京都スポーツ振興審議会の委員としても視察して参りました。音声を文字に変換する「文字通訳機器」や光警報装置の説明、音や光を振動に変換する装置も体験しました。誰もが暮らしやすい共生社会の実現に向けた取り組みを実感することができました。


    11月17日には、明治安田生命保険相互会社より、「私の地元応援募金」のご寄附を受領いたしました。今後、町民の皆様の健康増進のため、大切に活用させていただきます。


    11月19日には、令和7年度全国町村長大会に出席いたしました。人口減少・少子高齢化社会に見合った地方税財源の確保、地方創生の推進や防災力の充実強化など、活力ある地域社会の実現に向けた話し合いが行われました。


    11月20日、井上信治衆議院議員のご案内で、あきる野市の中嶋市長と共に、あきる野市・日の出町新学校給食センター共同整備に向けた、国の学校施設環境改善交付金事業の採択要望のため、文部科学省へ出向きました。松本洋平大臣に、直接、要望書を手渡し、あらためてご理解とご支援を賜るよう訴えて参りました。


    11月21日、令和7年度第1回都市町村協議会に出席いたしました。令和8年度東京都予算編成に対する市町村要望をはじめ、ゼロエミッション東京の実現に向けてをテーマに、意見交換が行われました。


    11月23日には、文化の秋を彩る「日の出町歌と踊りと文化の祭典」が「やまびこホール」において開催されました。日の出町文化団体連盟を中心に主催していただいているもので、15団体の皆様が日頃の練習成果を発揮され、会場は大いに盛り上がっていました。


    次に、町長報告をいたします。

    まず、町長報告第1号は、「入札結果報告」でございます。報告に記載のとおり、令和7年8月下旬から11月下旬までに入札を行った件数は20件でございまして、落札金額の合計は1億2千755万円余りで、指名業者は全部で

    123者、入札回数は22回でございました。

    なお、整理番号19の大場入橋補修工事につきましては、1回目の入札が不調となったため、2回目の入札で落札事業者を決定したものでございます。


    次に、町長報告第2号は、「令和6年度決算における日の出町財務書類について」でございます。これは、総務省より全ての地方公共団体に対し、団体間の比較が可能な「統一的な基準」による作成が要請されたことにより、日の出町におきましても、この基準に基づき作成しております。

    なお、各数値は健全な範囲内にありますが、人件費・物件費・扶助費などの義務的経費が増加していることから、それらの対策が重要となっております。


    次に、町長報告第3号は、「日の出町合併70周年・町制施行50周年記念式典及び同日開催イベントの実施報告について」でございます。日の出町は、本年6月1日、当時の大久野村と平井村が合併してから70周年を迎え、町制施行

    50周年と併せ、去る10月13日にイオンモール日の出において記念式典を挙行いたしました。

    式典では、小池東京都知事をはじめ215名のご来賓をお迎えし、70年の歴史を振り返り、未来への第一歩を踏み出す契機とすることができました。

    また、式典当日は「記念事業を楽しむ日」と位置付け、みんなで歌って、踊って、笑える2つのイベントを開催いたしました。両イベントとも約200名のご来場を得て、笑顔と歓声につつまれる楽しい時間を共有することができたものと捉えております。


    次に、町長報告第4号は、「ひのでふるさと大使の任命について」でございます。これは、日の出町の知名度向上やイメージアップを推し進めるため、日の出町出身で著名な方を「ひのでふるさと大使」として任命し、魅力発信にご協力いただくものです。その第1号として、お笑いコンビ「メイプル超合金」の「安藤なつ」さんにご就任いただきました。

    今後、「安藤なつ」さんの活躍される場面で、日の出町を話題に出しアピールしていただくことを期待しております。


    次に、町長報告第5号は、「西秋川衛生組合での石川県の災害廃棄物受入れの終了について」でございます。

    これは、令和6年1月1日に発生した能登半島地震により、石川県珠洲市及び輪島市で排出された災害廃棄物につきまして、西秋川衛生組合で受け入れておりましたが、本年

    8月19日搬入分を最後に完了したものです。令和7年度は、延べ4回、15.41トンの木くず等可燃性廃棄物の受入実績となりました。


    最後に、町長報告第6号は、「国民健康保険に係る健康増進等に関する各種協定の締結について」でございます。

    日の出町国民健康保険では、被保険者の健康づくりを社会全体で取り組むため、民間の3事業者と協定を締結いたしました。

    まず、8月5日には、第一生命保険株式会社との間で健康増進に関する連携協定を締結するとともに、8月19日には、明治安田生命保険相互会社との間においても、同様の協定を締結いたしました。

    具体的な取り組みとして、本年の「日の出町産業まつり」におきましては、健康測定会や啓発活動などを行っていただくとともに、明治安田生命保険相互会社からは、地元応援募金としての御寄付を受領させていただいたところであります。

    また、11月26日には、あきる野薬剤師会との間で、多剤併用健康問題のための「ポリファーマシー対策」の推進に関する協定を締結いたしました。

    今後は、団体と連携して重複多剤服薬者に関する相談などを実施していきたいと考えております。


    「諸般の報告」並びに「町長報告」につきましては、以上をもちまして終了させていただきます。


    さて、現在の喫緊の課題は、クマの目撃情報への対応でございます。町では通報があった際、警察や猟友会と連携し、可能な限り現場に出向き、周辺のパトロールや追い払いなどを実施しております。

    また、箱罠の設置や講習会の開催など、これまで11項目に渡る対策を講じ、町民の皆様の日常生活における不安の払拭に努めているところでございます。

    本日からは、職員による朝夕のパトロールを目撃情報のあったエリアを中心に、スピーカーを使ってアナウンスをしながら開始いたしました。

    そのうえで、より一層の対策強化に向け、今次定例会の補正予算案に、町として考えうる「クマ対策経費」を計上させていただくこととしております。

    また、あきる野市・日の出町新学校給食センターの共同整備に関する事業につきましても、施設の老朽化が進行する中で、待ったなしの重要な取り組みとなっております。


    これらを含め、今次定例会には、人事案2件、条例案11件、予算案5件、合計18件の議案を提案させていただいております。

    よろしくご審議のほどお願い申し上げ、議会定例会の開会にあたり、私の挨拶とさせていただきます。

    ありがとうございました。