自然 大久野地区東部(山間部から丘陵部)
東京の都心から日帰りで、こんなに豊かな自然を満喫できます
不動滝 I-5
大久野長井地区にある不動滝は雄滝と雌滝の上下2段からなる滝です。水量が少なく、サラサラとやさしい水音を奏でています。上流の雄滝は落差が約13メートルあります。下流の雌滝は今では水量が増したときにしか見ることができない幻の滝となっています。また、滝のすぐ近くには、かつてここが修験者たちの修行の場だったことを偲ばせる様に不動尊が祀られています。

冬の不動滝
幸神神社のシダレアカシデ(国指定天然記念物) I-7
大久野幸神地区、幸神神社の参道にあるアカシデの木です。本来、アカシデの木は空に向かい枝を伸ばすのですが、この木は枝が綺麗に枝垂れているのが特徴です。シダレアカシデはアカシデの変異種で、その種をまいても殆んどの木は枝が枝垂れることはありません。力強い新緑の時期も良いですが、葉をつける前の冬の時期に見事な枝振りを眺めるのもお勧めです。

シダレアカシデ
大久野のフジ(都指定天然記念物) J-6
大久野坊平地区にある大久野のフジは、地元の人からは「大久野ふじ」と呼ばれ親しまれています。推定樹齢が400年で、根周りが3メートルあり、カシとスギの木に巻きついた様子は、まるで大蛇がとぐろを巻いているように見えます。多数の蔓が周囲に伸びていて、広い範囲の樹木の樹冠を覆っています。野生のフジとしては都内でも有数のもので、都の天然記念物に指定されています。
花の見ごろは、例年4月末から5月中旬の間の10日間ほどです。大久野ふじの周囲は公園として整備されていて、園内の見晴らし台から見下ろすと、樹冠を覆う薄紫色のベールを楽しむことができます。
園内の広場前にある藤棚は、公園を整備した際に植樹されたものです。大久野ふじを鑑賞する際は、丘の上の見晴らし台から鑑賞してください。

大久野ふじの幹
見晴台から見た大久野ふじ
ヒメザゼンソウ(町指定天然記念物) I-7
大久野羽生地区に自生するサトイモ科の多年生植物で、6月初め頃にお坊さんが被る頭巾のような形をした暗褐色の花を咲かせます。

ヒメザゼンソウ
シャガ I-7
大久野新井地区にある白山神社の周辺で多く見られます。薄暗いスギ林の中で咲く直径5センチ程の白いアヤメに似た花は可憐で、花の寿命がわずか1日と言う神秘的な花でもあります。

シャガ
モミ
卒塔婆の全国シェアトップを占める日の出町は、その原料となるモミの木も大切にしてきました。モミの木は植林されることはなく、山林のモミの木は自生しているものです。そんなモミの木の植生分布は近隣に比べ多く、町内の各所で目にすることができます。

モミ
モリアオガエル(町指定天然記念物)
樹上で生活する陸性の両生動物で、初夏になると、池に張り出した樹上で、泡状の卵を産卵します。日の出山荘にある池でも、水面に垂れた枝に産み付けられた卵を見られることがあります。

モリアオガエル
エントモノチス化石産地(都指定天然記念物)
エントモノチスは、今から2億5000万年ほど前の三畳紀に多く見られた海の二枚貝です。地層の年代を特定する化石(示準化石)とされています。貝殻の形状は楕円形で、貝の頂部から放射状に伸びる線が特徴的です。大久野肝要にある小さな蔵の資料館に採取された化石が展示してあります。

エントモノチスの化石
大久野地区東部(山間部から丘陵部)エリアマップ

※エリアマップに記載されている索引用のアルファベットと数字は、観光マップ『日の出ウォーク』に対応しています。
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