認知症の予防（認知症に関する情報・支援）

　認知症はだれもがなりうるもので、家族や身近な人が認知症になることなども含め、多くの人にとって身近なものとなっています。現在のところ認知症を根治する薬は無く、予防できる確かな方法も確立されていません。
　認知症の「予防」とは、「認知症にならない」という意味ではなく、「認知症になるのを遅らせる」「認知症になっても進行を緩やかにする」という意味になります。
　運動不足の改善や生活習慣を整えることで認知症を起こしやすい病気（高血圧症、糖尿病、脂質異常症、心臓病など）の予防、社会とのかかわりや役割を持って生活することなどが認知症の予防に効果があると言われています。

【食生活に気を付けましょう】
塩分を控えめに、お酒はほどほどに、バランスの良い食事を心がけましょう。魚や野菜、果物、乳製品を食べましょう。また、口腔機能の向上に努めましょう。

【適度な運動をしましょう】
ウォーキングや体操などの運動を継続的に行いましょう。

【生活を楽しみましょう】
本を読んだり趣味に取り組んだり、さまざまな活動を通して生活を楽しみましょう。ただし、喫煙は禁物です。

【人と積極的に交流しましょう】
地域の活動や町が行っている介護予防の事業などに積極的に参加しましょう。

【効果が期待されるリハビリテーション】
運動療法、音読、学習療法など。