ダイオキシン類一口メモ 用語解説
一口メモ
食物に含まれるダイオキシン類の単純平均値は、下記の通りです。
魚介類
1.492pg-TEQ/g
肉類
0.191pg-TEQ/g
野菜類
0.024pg-TEQ/g
耐用一日摂取量(TDI)は、人の体重1Kgにつき4pg-TEQ/gであるので、問題はないが、調理の方法によって、ダイオキシン類の量を、低減できることが明らかになっている。
ちょっとした工夫から、ダイオキシン類より身を守るよう心掛けたい。
用語解説
ダイオキシン類
ダイオキシン類とは、ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDDs)と、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDFs)及びコプラナーPCBsを合わせた総称である。
ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン、ポリ塩化ジベンゾフラン
各々略称で、PCDDs及びPCDFsという。塩素原子の付く位置、数により210種類の化合物があり、これらの個別の化合物を異性体という。
コプラナーPCBs
コプラナーPCBsとは、PCB化合物のうち扁平構造を持つものをいい、PCDDs及びPCDFsと類似した生体作用を示すことが知られており、2,3,7,8-T4CDDの毒性濃度に換算するための毒性等価係数(TEF)が求められている。
pg
ピコグラム
1pg=1兆分の1g
1pg/g=0.0000000001%
毒性等量
toxic equivalents(TEQ)
毒性評価対象であるダイオキシン類化合物(異性体)の実測濃度を、毒性の最も強い異性体である、2,3,7,8-T4CDD(2,3,7,8四塩化ジベンゾパラジオキシン)の毒性濃度に換算し、その総和で表した数値。換算には毒性等価係数(TEF)を用いる。
毒性等量を表す場合、単位に「pg-TEQ/g」のように『-TEQ』を付けて実測濃度と区別する。
ダイオキシン類の毒性は、成分(異性体)ごとに強弱があるため、汚染の状況、排出実態等を評価する場合には、実態濃度によらず毒性等量を用いる。
毒性等価係数
toxic equivalency factor(TEF)
毒性評価対象であるダイオキシン類化合物(異性体)の実測濃度を、最強毒性の2,3,7,8-T4CDDの毒性濃度に換算するための、相対的な毒性係数。
2,3,7,8-T4CDDの毒性を「1」としており、動物実験における各種生体影響や、試験管内実験のデータを総合的に評価して設定された。
同族体
ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDDs)とポリ塩化ジベンゾフラン(PCDFs)の各々について、塩素の数が同じ一群の化合物を1同族体としている。通常、塩素数が4~8(T4、P5、H6、H7、O8)の化合物を対象としており、全部で10の同族体に分けられる。
TDI
耐容一日摂取量
長期にわたり体内に取り込むことにより健康影響が懸念される化学物質について、その量までは人が一生涯にわたり摂取しても健康に対する有害な影響が現れないと判断される一日当たりの摂取量。
ダイオキシン類のTDIについては、平成11年6月に厚生省(現厚生労働省)及び環境庁の専門家委員会で、当面4pg-TEQ/kg/日(1日に体重1kg当たり4pg-TEQの意味。)とされている。
二酸化窒素
赤褐色の気体で、刺激臭を持ち、腐敗性を持つ。自動車や工場などで燃料の燃焼によって排出され、燃料中の窒素分や空気中の窒素ガスが酸化されて発生する。人体に悪影響をおよぼす原因になっているほか、酸性雨の原因にもなっている。
PPM
ピーピーエム
100万分率。気体中に物質が100万分のいくつ含まれているかを示す。
mg/m3
ミリグラムパー立方メートル
大気1立方メートル中の粉塵量(mg)
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