ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)予防接種について
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防ワクチンについては、平成25年6月14日付厚生労働省通知に基づき積極的な接種勧奨を差し控えておりましたが、令和3年11月26日付で同通知が廃止され、接種勧奨を行うことが国から示されました。
これに伴い、令和4年度より対象の方にはお知らせなどを送付しています。接種を希望する場合は、医師に相談してワクチン接種の有効性及び安全性等について十分に説明を受けた上で接種を受けてください。
定期接種
対象者:12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間の女子
(小学校6年生~高校1年生相当年齢)
標準的な接種年齢は中学1年生に相当する年齢
令和6年度は、中学1年生の女子の方に案内を送付します。
接種費用:無料(全額公費)
接種場所:「令和6年度定期予防接種指定医療機関(別ウインドウで開く)」(クリックして表示)
接種に必要なもの
1.町民であることを確認できるもの(健康保険証など)
2.予診票
3.母子健康手帳
接種をご検討中の方へ
下記リーフレット及び厚生労働省ホームページをご覧いただき、接種の有効性とリスクを理解していただいたうえで保護者とお子さんが相談し、接種を受けるか、見合わせるかを判断してください。
参考資料:外部リンク
〇 リーフレット(概要版) 「小学校6生~高校1年生相当の女の子と保護者の方への大切なお知らせ(概要版)」
〇 リーフレット(詳細版) 「小学校6生~高校1年生相当の女の子と保護者の方への大切なお知らせ(詳細版)」
〇 リーフレット(接種後) 「HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ」
〇 厚生労働省HP 「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン」
〇 厚生労働省HP 「HPVワクチンQ&A」
〇 保健医療局HP 「TOKYO#女子けんこう部」
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症とは
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、ヒトにとって特殊なウイルスではなく、多くのヒトが感染し、そしてその一部が子宮頸がん等を発症します。100種類以上の遺伝子があるHPVの中で、HPV16、18型が子宮頸がんの原因の約50~70%を占め、HPV31型、45型、52型、58型まで含めると子宮頸がんの原因の約80~90%を占めます。HPVに感染しても、多くの場合ウイルスは自然に検出されなくなりますが、一部が数年~十数年かけて前がん病変の状態を経て子宮頸がんを発症します。国内では毎年、約11,000人の女性がが子宮頸がんになり、毎年、約2,900人の女性が亡くなっています。
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンについて
現在国内で定期接種として接種できる子宮頸がん予防ワクチンは、国内外で子宮頸がん患者から最も多く検出されるHPV16型及び18型に対する抗原を含んでいる2価ワクチン(サーバリックス)と尖圭コンジローマや再発性呼吸器乳頭腫症の原因ともなる6型、11型も加えられた4価ワクチン(ガーダシル)があります。また、令和5年4月からより多くの遺伝子型の感染に対する効果が期待される9価ワクチン(シルガード9)が接種できるようになりました。
ワクチンの種類と接種間隔
現在、日本で認可されているHPV予防ワクチンは、以下の3種類があります。
- サーバリックス
- ガーダシル
- シルガード9
サーバリックス接種する場合
接種回数:3回(筋肉内接種)
接種間隔 1か月あけて2回、初回1回目の接種から6か月あけて1回
※ 上記間隔で接種できない場合は、2回目の接種は1回目の接種から1~2.5か月の間で、3回目の接種は1回目の接種から5~12か月の間で調整します。なお、「1か月あけて」は翌月の同じ日以降になり、同じ日がない場合には、翌月の1日になります。4週の間隔で接種した場合、1か月と認められないので注意が必要です。
ガーダシルを接種する場合
接種回数:3回(筋肉内接種)
接種間隔 2か月あけて2回、初回1回目接種から6か月あけて1回
※ 上記間隔で接種できない場合は、2回目の接種は1回目の接種から1か月以上、3回目の接種は2回目の接種から3か月以上あいている必要があります。なお、「1か月あけて」は翌月の同じ日以降になり、同じ日がない場合には、翌月の1日になります。4週の間隔で接種した場合、1か月と認められないので注意が必要です。
シルガード9を接種する場合
接種回数:2回または3回(筋肉内接種)
接種間隔 15歳未満で接種を開始する場合、初回1回目接種から6から12か月あけて1回の計2回接種、15歳以上で接種を開始する場合2か月あけて2回、初回1回目接種から6か月あけて1回の計3回接種
※ 上記間隔で接種できない場合は、15歳未満の場合、2回目の接種は1回目の接種から5か月以上空いている必要があります。2回目の接種接種間隔が5か月未満だった場合、3回目接種の必要があります。この場合、3回目の接種は2回目の接種から3か月以上あいている必要があります。
15歳以上の場合は、2回目の接種は1回目の接種から1か月以上、3回目の接種はは2回目の接種から3か月以上あいている必要があります。
子宮頸がん予防ワクチン相談窓口
子宮頸がん予防ワクチンの基礎知識から副反応等が発生した場合の相談窓口が掲載されております、以下の外部リンクによりご確認ください。
キャッチアップ接種について
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防ワクチンの積極的勧奨の再開に伴い、勧奨を差し控えていた時期に公費接種の機会を逃した方へ、改めて接種の機会を設けることとなりました。ワクチンの有効性とリスクを十分に理解したうえ、接種を希望される方は、令和5年度定期予防接種指定医療機関一覧表のHPVキャッチアップ実施医療機関に予約をし、接種を受けてください。
◎対象者 平成9(1997)年4月2日から平成20(2008)年4月1日までに生まれた女子で、HPVワクチンを合計3回接種していない方。
◎接種期間 令和7年3月31日まで
◎接種場所:「令和6年度定期予防接種指定医療機関」(別ウインドウで開く)(クリックして表示)
◎接種費用 無料(全額公費負担)
◎ワクチンの種類 サーバリックス・ガーダシル・シルガード9
◎接種時にお必要なもの 本人確認ができるもの(免許証・保険証など)、母子健康手帳(持参可能な場合)
※予診票は、各医療機関または保健センターにあります
参考資料:外部リンク
ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種費助成金交付についてについては、以下のリンク先をご覧ください。
令和6年度定期予防接種指定医療機関
お問い合わせ
東京都 日の出町 こども家庭センター相談係
電話: 042-588-4310、042-588-4073、042-597-6177
ファクス: 042-588-4074
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