ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)予防接種について
[2022年7月22日]
[2022年7月22日]
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防ワクチンについては、平成25年6月14日付厚生労働省通知に基づき積極的な接種勧奨を差し控えておりましたが、令和3年11月26日付で同通知が廃止され、接種勧奨を行うことが国から示されました。
これに伴い、対象者には案内と予診票などを送付します、接種を希望する場合は、医師に相談してワクチン接種の有効性及び安全性等について十分に説明を受けた上で接種を受けてください。
対象者:12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間の女子
(小学校6年生~高校1年生相当年齢)
標準的な接種年齢は中学1年生に相当する年齢
令和4年度は、中学1年生から高校1年生相当(平成18年4月2日から平成22年4月1日生まれ)に女子の方に案内を送付します。
接種費用:無料(全額公費)
接種場所:「令和4年度定期予防接種指定医療機関」(別ウインドウで開く)(クリックして表示)
接種に必要なもの
1.町民であることを確認できるもの(健康保険証など)
2.予診票
3.母子健康手帳
〇 リーフレット(概要版) 「小学校6生~高校1年生相当の女の子と保護者の方への大切なお知らせ(概要版)」
〇 リーフレット(詳細版) 「小学校6生~高校1年生相当の女の子と保護者の方への大切なお知らせ(詳細版)」
〇 リーフレット(接種後) 「HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ」
〇 厚生労働省HP 「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン」
〇 厚生労働省HP 「HPVワクチンQ&A」
〇 福祉保健局HP 「TOKYO#女子けんこう部」
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、ヒトにとって特殊なウイルスではなく、多くのヒトが感染し、そしてその一部が子宮頸がん等を発症します。100種類以上の遺伝子があるHPVの中で、子宮頸がんの約50~70%は、HPV16、18型感染が原因とされています。HPVに感染しても、多くの場合ウイルスは自然に検出されなくなりますが、一部が数年~十数年かけて前がん病変の状態を経て子宮頸がんを発症します。国内では毎年、約11,000人の女性がが子宮頸がんになり、毎年、約2,900人の女性が亡くなっています。
現在国内で定期接種として接種できる子宮頸がん予防ワクチンは、国内外で子宮頸がん患者から最も多く検出されるHPV16型及び18型に対する抗原を含んでいる2価ワクチン(サーバリックス)と尖圭コンジローマや再発性呼吸器乳頭腫症の原因ともなる6型、11型も加えられた4価ワクチン(ガーダシル)があります。
現在、日本で認可されているHPV予防ワクチンは、以下の2種類があります。
ただし、接種を受けるにあたっては、同一のワクチンで3回の接種を受ける必要があるため、どちらのワクチンで接種を受けるかは医師とご相談ください。
※ どちらのワクチンを取り扱っているかは、希望する実施医療機関に直接問い合わせてください。
※ 3回の接種の途中で妊娠した場合には、接種は継続できません。その後の接種については医師にご相談ください。
※ 上記間隔で接種できない場合は、2回目は1回目から1か月以上の間隔をあけて、なるべく早めに接種し、3回目は1回目から5か月以上かつ2回目から2か月半以上の間隔をおいて接種してください。
※ 上記間隔で接種できない場合は、2回目は1回目から1か月以上の間隔をあけて、なるべく早めに接種し、3回目は2回目から3か月以上あけて接種してください。
子宮頸がん予防ワクチンの基礎知識から副反応等が発生した場合の相談窓口が掲載されております、以下の外部リンクによりご確認ください。
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防ワクチンの積極的勧奨の再開に伴い、勧奨を差し控えていた時期に公費接種の機会を逃した方へ、改めて接種の機会を設けることとなりました。対象の方には7月21日付で案内を送付しておりますので、案内及び同封のリーフレットを確認のうえワクチンの有効性とリスクを十分に理解したうえ、接種を希望される方は、令和4年度定期予防接種指定医療機関一覧表のHPVキャッチアップ実施医療機関に予約をし、接種を受けてください。
◎対象者 平成9(1997)年4月2日から平成18(2006)年4月1日までに生まれた女子で、HPVワクチンを合計3回接種していない方。なお、キャッチアップ期間中に定期接種の対象から新たに外れる年代についても順次対象となります。(平成18年度生まれの女子は令和5・6年年度の2年間、平成19年度生まれの女子は令和6年度のみ)
◎接種期間 令和7年3月31日まで
◎接種場所:「令和4年度定期予防接種指定医療機関」(別ウインドウで開く)(クリックして表示)
◎接種費用 無料(全額公費負担)
◎ワクチンの種類 サーバリックスまたはガーダシル
◎接種時にお必要なもの 本人確認ができるもの(免許証・保険証など)、母子健康手帳(持参可能な場合)
※予診票は、各医療機関または保健センターにあります